背中を押してくれた“先輩の声”
リューズに入社された経緯を教えてください
以前は民間の学童保育で3年間働いていました。公設ではなく運営会社が独自に運営しているタイプだったので、子どもたちのケア以外にもいろいろと仕事を任され、そのうちの一つがIT関連の業務でした。
メールアドレスの設定やルーターの設置、ネットワークを触るうちにVPN接続もできるようになり、だんだん仕事としてのIT業界に興味が出てきたんです。そこで「未経験からチャレンジできるシステム会社」という軸で会社探しを始め、エージェント経由でリューズと出会いました。
未経験でIT業界に飛び込むことに不安はありませんでしたか?
もちろんありましたが、リューズのサイトをチェックしたときに読んだ「先輩たちの声」がすごく響いたんです。前向きに仕事に取り組む姿に勇気をもらい、IT未経験向けのサポート体制が整っていたのも安心材料でしたね。
自分の成長が、ネットの安全を守ることに
入社後の研修はどのようなものでしたか?
基礎的なITスキルの学習、ネットワーク機器の実機を使った演習、IT系の雑誌記事を要約してプレゼンするトレーニングもありました。特にネットワークやサーバーの基本概念を学んだことがいまの業務に活きています。
現在、私はお客様先のセキュリティ製品を扱う部署で、クラウド型のプロキシサービスの機能追加やオプション開発、ソフトウェアのアップデート検証を担当しています。プロジェクトによって期間は異なりますが、短いもので1~2カ月、長いもので半年ほどです。
プロキシサービスについて簡単に教えていただけますか?
インターネットにアクセスする際に、ユーザーとWebサイトの間に入る仲介役のようなものです。たとえば企業で働く場合、社員が自由にどのサイトにもアクセスできるわけではなく、セキュリティや業務効率の観点からフィルタリングがかけられます。プロキシサービスはその制御を行ったり、アクセスログを記録したり、ウイルスチェックをしたりする役割を担っています。
企業が安全にインターネットを使うためのサービスということですね
大企業や官公庁では情報漏えいのリスクを防ぐために、プロキシを経由して通信を管理し、安全性を確保しています。そこでインフラ管理からアプリケーションの運用、小規模プロジェクトの進行管理まで幅広い業務を担当しています。覚えることは多いですが、その分やりがいも大きく、さまざまな分野に関われる面白さがありますよ。
伝えるだけでなく、伝わるまでしっかり向き合う
成長を支えてくれたのは?
お客様に恵まれたことが大きいですね。最初は専門用語ばかりで何を話しているのかもわかりませんでしたが、学び続けるうちに、気づけばプロジェクトを広く任される立場になっていました。何か問題が起きても「次にどう改善するか」に焦点を当てる文化があり、個人を責めるようなことが少なかったので本当によかったです。
あとはコミュニケーションを大切にしていました。どんな業務も自分一人では完結しないからこそ、コミュニケーションの内容や取り方は重要です。他者との認識の齟齬を減らす努力をする、やるべきことを整理し実行する、相手の立場や状況を理解する、思いやりをもって接する──他にもいろいろありますが、当たり前のことを当たり前にやるように心がけています。
当たり前のことをやるって難しいですよね
仕事を進めるうえで大切なのは、相手の考えを正しく理解し、自分の意図も正確に伝えることです。もし認識にズレがあると、途中で「何か違う」となり、時間がかかってしまいますからね。また、言葉だけでは伝わらないことも多いため、相手の表情や反応をよく観察し、目配りや気配りを忘れずにコミュニケーションをとることが重要だと思っています。
最後に、これからIT業界を目指す方にメッセージをお願いします
知識がゼロでも、完全未経験から挑戦する価値があります。大切なのは興味を持ち続けて学ぶ姿勢を忘れないこと。最初はわからないことばかりでも一歩ずつ前に進めば、必ず成長できますよ。
IT業界は常に進化しており、新しい技術やサービスが次々と生まれています。私自身もそうした変化を楽しみながら、新たな挑戦を続けていきたいと思っています