お客様の課題
お客様は以前より各プロジェクトにビジネスパートナーを参画させ、サービス運営をしていましたが、技術的な経歴だけで採用しても、業務開始後の顧客・内部関係者とのコミュニケーションの問題や、業務に対する姿勢や目的意識について齟齬が発生し、数カ月でプロジェクトから離任するケースがありました。
ソリューションの特徴
所属しているプロジェクトによって求められる技術分野は異なりますが、プロジェクトに関わらずお客様がビジネスパートナーのSEに期待されている共通の要件は以下の3点であると考えています。
・プロジェクトのCSやQCのために解決すべき課題を積極的に見つけ出し改善を行っていく事
・サービス利用顧客やプロジェクト内外の関係者との調整・折衝をスムーズに行えるコミュニケーション能力
・プロジェクトに関連する周辺技術を自主的に学習し、技術範囲を広げる姿勢
弊社では定期的に自社チームメンバー・マネージャとでミーティングを行い、現状の業務内容や課題についての共有とメンタリングを実施し、常駐SEに起こりがちな孤立化や目標の喪失を防ぐようにしています。
また、半期毎にメンバー各人で業務目標・技術目標を設定し、成果と評価の可視化を徹底する事によって、チーム全員がSEとして成長できる環境を作り、成長目標や業務実績をお客様へ定期的に報告・共有する事によって、お客様と目的意識を併せて、プロジェクトの円滑な運営と発展に貢献できるよう努めています。
対応範囲
お客様からはプロジェクト毎に様々な担当フェーズ・役割を任せていただいております。
チームメンバーA
顧客の社内システムをプロダクトの枠を超えて支援を行う「ITシステム運用支援サービス」の、顧客窓口となる「アカウントチーム」に参画。
サービス窓口のSEとして顧客の社内システムで発生した問題・障害に関する情報のヒアリングと一次切り分けを行い、技術的調査や、顧客環境に対する実機作業を専門に行うSEチームと連携してインシデント解決までの支援を行っています。
チームメンバーB
「ITシステム運用支援(SOC)サービス」にセキュリティエンジニアとして参画。
顧客の社内システムに導入したセキュリティセンサー(IDS,SIEM)からのアラートを解析し、発生しているセキュリティインシデントの内容を報告。
状況に応じてインシデント解決迄の支援を実施しています。
またセキュリティセンサーの保守(設定変更・パッチ適用)も行っています。
チームメンバーC
大手ベンダーが提供するPaaSの運用支援を行う「クラウドサービス(PaaS運用支援)」に運用SEとして参画。
顧客の利用時に発生した問題や障害について、ベンダーへの問い合わせやナレッジによってインシデント解決を支援。
顧客が安全にサービスを利用できるよう、PaaS環境へのセキュアな接続環境の提供と運用も行っています。
技術内容
チームメンバーA「ITシステム運用支援サービス」
– ハードウェア:
IBM製サーバ・ストレージ, Dell製PCサーバ
– サーバOS:
Windows Server, RedHat Linux, AIX
– ミドルウェア:
Arcserve Backup関連製品, Citrix Virtual Apps
– 仮想化基盤:
Vmware vsphere
– クラウドサービス:
AWS
チームメンバーB「ITシステム運用支援(SOC)サービス」
– エンドポイントセキュリティ:
Trendmicro ウイルスバスター.corp, McAfee endpoint Security, Crowd Strike(EDR)
– IDS:
Trendmicro Deep Discovery Inspector
– セキュリティ統合監視:
IBM QRadar SIEM
チームメンバーC「クラウドサービス(PaaS運用支援)」
– クラウドサービス:
IBM Cloud (IBM Cloud Foundry Enterprise Environment)
– サーバOS:
RedHat Linux