──3人とも未経験からIT業界へ飛び込みました。2023年に入社されたとのことですが、タイミングは少しずつ違うんですね

藤尾
ピッタリ重なってはいないので研修も別々でしたし、入社前のキャリアも違ったと思います。

小池
僕は前職で5年間、地方のJAで働いていましたが、地元を離れて東京で働きたかったのと、IT業界の成長スピードと可能性を魅力に感じて転職を決めました。「ITに挑戦したい!」という一心でしたね。

藤尾
私も思い切っての転職組です。大学時代からSEになりたいという漠然としたイメージがあって、新卒で叶えられなかった悔しさを面接で代表の丸山にぶつけました(笑)。自分なりにできるだけ準備をしたのが響いたのか、アピール内容よりも勢いと頑張りを評価された気がします。

小池
僕の場合、入社前に通っていたプログラミングスクールで学んだことを深堀りされたのを覚えてます。知識の量とか質じゃなくて、理解している内容を正しく言語化できているか……を見られた気がするな。

──研修ではどのようなことが印象に残っていますか?


プレゼンですね。これ、リューズに入るほとんどの人が言ってますけど、プレゼンは後々になってからが特に効いてきます!

藤尾
2日に1回、IT系の雑誌や記事から興味があるテーマを一つ選んで講師に発表するっていう研修があるんです。発表が終わった後の質問タイムでも、問われた内容を理解した上で回答できているか、資料や説明のわかりやすさはどうかなど、かなり細かく指摘されました。


時間内におさめるのはもちろん、聞きやすいスピードや声量を意識しつつ、何を聞かれても答えられるように想定質問に対する回答を準備していました。事前のあれこれにとらわれちゃうと、想定外の質問が飛んできたときにあたふたしますが、それもまた経験ということで……。

藤尾
なにより人前で話す度胸がつきましたし、プロジェクト先でファシリテートするときなど現場に出た後も、プレゼン研修で得たことはすごく活きています。

――現在はどんなプロジェクトを担当しているのですか?


クラウドセキュリティのプロジェクトに携わっています。インターネットに接続する際に使うプロキシという仕組みにウイルス対策ソフトやフィルタリングソフトを組み込んで、ネットワークの安全性を確保する仕組みを構築しています。

小池
僕は住宅メーカーの業務システム開発をしています。インフラメインのリューズで開発プロジェクトに入ってるのは珍しいかもしれませんね。

藤尾
私はクレジット会社のインフラ管理者として、PCI DSSという国際基準に対応する仕事をしています。これはクレジットカード情報を安全に扱うためのルールで、基準に適合するための脆弱性検査を行ったり、監査書類を作成しています。進捗管理や関係各位への状況報告、打ち合わせの調整などが中心です。

――どんなときにやりがい、刺激、面白さを感じますか?


セキュリティ関連のプロジェクトを手がけていると、「サイトへのアクセスを即時ブロックしたい」といった突発的な依頼が届くこともあります。スムーズに設定変更するためにチーム一丸となって取り組み、解決できたときは気分がアガりますね(笑)。

藤尾
「業務に対する視点が変わった」と感じたときに、我ながら成長を感じました。プロジェクトに入った当初は、目の前の仕事は“なんのためにやっている業務”なのかを理解しようと必死でしたが、複数の視点を持つことの大切さを先輩から教わってから世界が広がりました。


特に最初の方は目先の仕事にとらわれがちだから、業務を俯瞰するって簡単じゃないよね。どうやって乗り越えたの?

藤尾
「わからないことはすぐに聞け」と言われていたので、どんな些細なことも疑問をぶつけて回ったのが一つ。あとは業界特性も大きかったかも。クレジットカード業界は規制が厳しくて、ルールやレギュレーションが頻繁に変更・追加されるの。だから──

小池
常に主体的に学び続ける必要があるってことだね。情報が落ちてくるのを待つタイプだと厳しいけど、自分を律して成長意欲が強い人だと成長も早そう!

藤尾
こうして振り返ると、業務と向き合う基本スタンスは入社時の研修や先輩・上長とのやりとりだけでなく、お客様を含めて現場で関わるいろいろな人から教わり、育ててもらってる気がするな。

――それでは最後に、“これからのリューズ”を支える新メンバーへの想いを聞かせてください


僕たちがこれまで迷ったりぶつかってきた壁のこと、そしてその乗り越え方を伝えていきたいですね。最近ではプロジェクト先でも自ら手をあげて、新たに加わるメンバーや経験が少ないエンジニアが見ても理解できるように作業手順書をアップデートしてるんです。現場目線で「もっと使いやすく、もっとわかりやすくならないかな」と常に考えていますし、新しいメンバーの成長が自分の稼働量にも大きく影響するため、彼らのサポートにも真剣に取り組んでいます(笑)。

小池
キャリア的にはまだ数年ですが、その道のりにはたくさんのハードルがありました。難易度も高さもバラバラな壁を乗り越えることができたのは、仲間たちの支えがあったからこそ。リューズには、“困ったことがある人”が多い分、同じ苦労を他の人にはさせたくないという思いやりを持った仲間が集まっています。今度は私たちが支えていくターンですね!

藤尾
こうして振り返ると、業務と向き合う基本スタンスは入社時の研修や先輩・上長とのやりとりだけでなく、お客様を含めて現場で関わるいろいろな人から教わり、育ててもらってる気がするな。高い目標を掲げることで、自分に足りないスキルや経験が明確になり、何をすべきかがクリアになります。インプットとアウトプットを継続しながら、壁に挑み続け乗り越え続ける。そうした成長の積み重ねこそが、エンジニアとしての本質だと信じています。

小池
現状に満足することなく、常に成長し続けるエンジニアでありたい。まだ見ぬ自分に出会い、さらなる成長を遂げたい。そんな想いを持つ仲間とともに、リューズをより盛り上げていきたいです!